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(4)退院後の経過 (更新中)

退院後初回の外来まで(退院後1-19日目)

・最大の問題は会陰部痛。退院後は運動量が増えるためか、痛みが顕著に悪化した。ロキソニン服用後3時間程度は痛みが軽減するが、椅子に座ったり外出して歩行したりは無理。食事も歩行器にもたれて立ったまま。

・失禁の状況:所要パッド数10-12枚/日。夜間及び起床後2時間程度は失禁が少ないが、日中及び歩行時、また手で物を持ったりすると、膀胱を素通りして直ちに全量失禁。

・17日目、CT検査。リンパろう等の検査のため。

・19日目、退院後初回の外来。CT検査の結果「リンパろう」等の異常はなし。会陰部痛は相変わらず辛いが、必ず治るとの主治医説明に一安心。ロキソニン処方。PSA採血(結果は術後病理検査と合わせて次回外来で説明とのこと)。

第2回外来まで(20-32日目)

・23日目、会陰部痛が一段と悪化し、血尿(ロゼ色)となった。休日の為救急外来を受診。尿・血液検査、CT、超音波検査を実施。重大な所見はなく、再入院せずに様子見となる。この後1週間程度、排尿時にあずき大・薄紫色の結石や2㎝程度の細い釣り糸状のものを排出することがあった。

・失禁の状況:極めて厳しい状況は従来と変わらず。パッド使用数も相変わらず10-12枚。

・32日目、第2回の外来。前回外来時採血の結果はPSA0.06 にて、癌細胞の取り残しはなかったとの主治医判断。ただ術後病理検査の結果グリーソンスコアが 5+4=9 (癌の悪性度が10段階中悪い方から二番目)と、術前診断から大きく変わった。癌は前立腺右葉内限局、10mm8mmの二つで、リンパ節転移なし。「手術しておいて本当によかった」との主治医コメントを有難く聞く。ただしグリーソンスコアが極めて高いため、今後の転移・再発状況をしっかりモニターして行く必要がある。転移・再発の際はホルモン治療となるが、それも通常2年程度で効果がなくなるので、血管新生阻害治験薬はそれに備えるため、との主治医コメントに納得。

第3回外来まで(33-60日目)

・会陰部痛は改善に向かい、柔らかい椅子なら横座りできるようになった。43日目以降はロキソニン服用量が1日1錠以下、47日目以降は不要となった。但し椅子でもまっすぐに座ることは出来ず、床に正座・胡坐の姿勢や自転車は無理。

・失禁の状況:一日中横臥または椅子に静かに座っているだけなら多少膀胱に尿がたまるが、尿意を感じるまでには至らない。パッド8枚程度。歩行したり重い物を運んだりすると、直ちに全量が失禁となる。

・手術以降大学を休職していたが、このような状況では今後とも遠隔地への通勤を伴う復職は困難と判断し、来年(2011年)3月末付での退職を決断。今後は自身の学会活動、研究・執筆活動を継続しながら、首都圏の大学で非常勤講師も含めたポストを探す方針とした。

・60日目、第三回の外来。PSA採血、結果は次回外来。

第4回外来まで(61-95日目)

・失禁の状況:午前中と夕食後は失禁量が減少。ただし尿意を感じるところまで貯めることはできない。家の中で静かに歩行する程度であればパッドは6枚程度で済むようになったが、階段歩行時、外出歩行時、重い物の運搬時には相変わらず全量が失禁となる。

・70日目ごろからパッド装着によるカブレが発生。市販の抗ヒスタミン剤(デリケア、レスタミンコーワ)でコントロールを試みる。

・95日目、第4回の外来。前回採血のPSA=0.01と順調。

第5回外来まで(96-123日目)

・失禁の状況:一日中椅子に座ったり家の中で静かに歩行する程度であればパッドは4-5枚で済むようになったが、階段歩行時や外出歩行時、重い物の運搬時には相変わらず全量が失禁となる。

・123日目、第5回の外来(当日外来前採血)。PSA=0.01と順調。

・カブレの状態が夜間痒みで目が覚めるまでに悪化。市販薬でのコントロールが不可能になった為、主治医に申し出てリンデロンVG(軟膏)を処方される。

第6回外来まで(124-187日目)

・カブレの耐え難い痒みはリンデロンVG使用開始後5日程度で解消した。

・会陰部痛はないが、未だに椅子にまっすぐに座ることは出来ず、重心を左右どちらかにずらした横座りとなる。床に正座・胡坐の姿勢や自転車は無理。

・失禁の状況:外出しても10分間程度の静かな歩行だけであればパッドは4枚程度で済むようになったが、階段歩行、10分を超える歩行、重い物の運搬などの際は相変わらずほぼ全量が失禁となる。

・187日目、第6回の外来(当日外来前採血)。PSA=0.01で、今のところ再発・転移は見られず。治験薬としてブロプレスを使っているため、恒常的に血圧をモニターしているが、今日は自宅で109/61、病院で140/80 と、大きく違う数値であった。

(196日目 東日本大震災)

第7回外来まで(188-285日目)

PSA=0.01で現在のところ問題なし。

488日目の外来

手術後ずっとPSA=0.01で経過してきたが、今回 0.02 に上昇。今後の経過を注視する必要がある。

593日目外来 PSA=0.01に戻る。腹圧をかけないと排尿できないので、次回(5ヵ月後)膀胱の内視鏡検査をする事に。

730日目  2週間ほど前から尿道の奥に痛みが出た。出たり収まったりを繰り返していたが、昨日からかなりの尿道痛に。排尿痛はなく、普段から疼痛がある。分泌物はない。ロキソニンを服用して就眠し、朝は痛みが軽減したが、昼近くに再度痛くなる。大学病院泌尿器科に電話で相談。主訴が痛みなのでロキソニンで収まる限りそれで次回外来まで様子見、効かなくなったり発熱したら救急へ、次回外来で膀胱鏡検査、とのこと。

732日目 夜激痛。手術後二ヶ月悩まされた会陰部(=吻合部)と同じ場所のようだ。絞られるような耐え難い痛みだ。日中セレコックス2錠、夜ロキソニン1錠とレンドルミンを服用するも七転八倒、横臥しても座っても立っても二時半まで眠れず。初めて経験する強い痛み。

733日目の外来  急に受診したので主治医のM医師が夏休み。だが代診が入院時に病棟で世話になった、若いが技術の高いY医師だったので安心。PSA=0.01 手術から2年目をクリアーした。尿検査も正常で膀胱炎・尿道炎なし。そのあと膀胱鏡検査。チューブタイプで、尿管麻酔時と内視鏡が膀胱に入る時に痛むが、予期していたよりかなり楽だった。結石、狭窄、炎症なし。検査後の血尿・排尿痛なし。よかった。だが痛みの原因は分からず、頓服としてボルタレンとリリカが出た。どちらも強い薬なので、使わないで済むことを祈るばかり。

734日目 また夕方から強い痛みが出る。ロキソニン服用するも2:30まで眠れず。

735日目  睡眠不足もあって心身ともに消耗。今日も午後から痛みが出たがいったん収まり、夜再発。昼ロキソニン、夜セレコックスで対応。さらに10pmに自分の判断で初めてリリカ75mgのカプセルを切り、半分だけオブラートに入れて服用。レンドルミンもいつも通り半錠飲んだ。その後は痛みは出ず、久しぶりに朝まで熟睡した。効いたのはセレコックスなのか、リリカなのか、または薬とは関係なく収まったのか、よくわからない。リリカによる眠気と軽いふらつきは14時間程度続いた。

736日目  日中セレコックスを2回服用。午後から夜にかけて3回痛みが出はじめたが、いずれも悪化せずに消えてくれた。今日も就寝前にリリカ半分を服用。副作用(眠気、ふらふら)は昨日より軽かったような気がする。

737-740日目 リリカを徐々に増量し、昨日は4/5カプセル程度を就寝前に服用。副作用(眠気、軽いふらつき)は10時間程度で収まるようになったが、体のだるさがある。依然として痛みが出るが、進行しないで収まるようになった。だが適宜セレコックスも飲んでおり、何が効いているのか効いていないのか、実感できない。一方尿漏れが再発し、久しく使わなかった小さいパッドが1日2-3枚必要。

740-745日目 リリカ3/4カプセルを毎晩続けている。毎日午後から夜にかけて時々会陰部に絞られるような痛みが出かかるが、長くは続かなくなった。尿道痛は出なくなった。尿漏れも収まっている。リリカが効いているという実感はあまりないのだが・・・

746-762日目  リリカを徐々に減量し、1/2カプセル程度にした。これだと副作用は感じなくなった。毎日会陰部の痛みが出かかるが、間もなく収まる。

2年8ヶ月目、2013-4-24 PSA=0.02

2013-10-23 PSA=0.02

2014-4-29 PSA値開示なく、「ほとんどゼロ」とのコメント。

2014-11-29 PSA=0.02

2015-6-10 PSA=0.02

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