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2008年3月12日 (水)

洞爺湖サミットへのプレリュード

4ヵ月後に迫った洞爺湖サミットの二大テーマである地球温暖化と国際金融についてそれぞれ別のフォーラムが今週開催され、両方に参加する機会を得た。個々の内容についてのコメントは差し控えるが、それぞれのフォーラムのアプローチは実に対照的であった。

温暖化フォーラムはサミットに向けた格好の論点整理となった。官・民・学の代表がそれぞれのポジションをきわめて具体的に提示したため対立軸が鮮明に浮かび上がり、特にCO2排出権の Cap & Tradeの枠組みを巡ってフロアを含めた緊張感に溢れる議論が展開された。

一方国際金融フォーラムではサブプライム問題を端緒とする世界経済の諸問題が幅広く提起されたが、5名の登壇者は特定のセクターのインタレストを代表しているわけではなく、またそのうち論証付きの仮説を提示したのは1名だけに止まり、あとの4名は論証が伴わない知的世間話の域を出なかった。私個人的には懐かしい home languageであったが、9年間アウェイで試合をして来た目からは隙ばかりが目立ち、司会者の懸命な努力にもかかわらず論点・対立軸が不明確なまま終ってしまったのは誠に残念であった。

ただもっと残念だったのは、それぞれ洞爺湖サミットの二大テーマの一方を扱ったどちらのフォーラムでも、もう一方のテーマを視野に入れた議論がほとんど出なかった事だ。この二つのテーマは相互に密接に関連しているだけに、どちらも物足りなさが残る結果に終わった。

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