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2007年2月24日 (土)

市場正常化の過程で負け組が退場して行く

市場が右肩上がりのバブリー期には誰が何をやっても儲かる。戦後の高度成長期や1980年代後半のバブル期、「脱デフレ」を先取りした2005年の株式市場、これからの「中国」などがその典型だ。バブリー期には競争力が乏しい企業や商品でも存続できるが、次の調整サイクルがやってくると優勝劣敗ルールによる淘汰が進み、マージナルな負け組が退場して行くことによって市場の正常化が進む。今はちょうどこの時期に入っており、「銘柄選別」が時代のキーワードだ。

・同族経営の大企業。西武・そごう級のメガ同族企業の解体処理が終り、今はもう少し小規模な著名同族企業が淘汰過程に入った。F家(洋菓子)や家電大手のS電機だ。S電機は連結決算制度が導入される以前、不良在庫を内外子会社に積み上げているとの噂が絶えなかった。

・NC証券。連結決算制度をマニピュレートした決算ドレッシングが発覚し、大手外資のCグループに身売りするようだ。ところがCグループ自体も、貸金業金利のグレーゾーン規制強化のため日本から一挙に撤退を決めた「負け組」なのだ。

・サブプライム住宅ローン債。米国住宅バブルの落とし子だ。だが元々マージナルな商品として設計されており、リスクとリターンの関係がわかりやすいため、住宅市場が巡航速度へ軟着陸する一過程として淘汰を歓迎する空気が強い。

こう見て行くと、いすれもプアな実力を隠蔽してきたドレッシングが剥がれて退場を迫られるというパターンが共通だ。次はどこなのか?それをいち早く見極めることが、「果報を寝て待つ」ポートのメンテナンスにとって極めて重要だと痛感している。

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