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2005年10月30日 (日)

ボリンジャー・バンドの限界

ボリンジャー・バンドを使っている個人投資家は大変多いが、どうも素朴な疑問を払拭できない。ボリンジャー・バンドは移動平均線を過去の観察期間とσ(標準偏差)に応じて帯状に拡大した、信頼区間に応じた将来の価格の予測変動幅のことだが、価格が大きく変動するとボリンジャー・バンドも必死になって(変な表現だがそのように見える)拡大して変動をカバーして行く。価格が循環的に変動している平常時ならともかく、中長期的トレンドが変化し、ポートの構成をかなり変える必要がある場合の判断ツールとしては使いにくいのではないだろうか。ボリンジャー・バンドはあくまでもレンジ・トレーディングのツールであり、ポートの大きな組換えやロス・カットの判断には適していないと考えるべきだろう。中長期トレンドが変化してレンジそのものが半不可逆的に変化する時には、あまりボリンジャー・バンドに頼りすぎると「”まだ”は”もう”」の失敗を犯して逆ポジションを膨らませてしまう事になりやすいのではなかろうかという気がする。ボリンジャー・バンドで一番儲かったのは本が売れたボリンジャー氏自身なのかもしれない。

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