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2005年10月11日 (火)

ジャンク債の信用スプレッドが拡大

デルファイのチャプター11申請を市場がスプレッドに織込みはじめたのは2週間ほど前であった。S&Pが格付けの見直しを表明したGMが打たれたのは当然だが、他のジャンク債にも影響が出ている。例えばフォード・クレジット残存3年債の信用スプレッドはここ2週間で70bp拡大した。米債の「質への逃避」が再び始まっており、金利先物が更なる利上げを織り込んでいるにも拘らずTN価格は堅調(利回りは低下)に推移している。これをもう誰も「謎」とは言わなくなった。JGBが売られているのとは好対照だ。

日・米・欧いずれにおいっても縮小を続けてきた信用スプレッドが米国で拡大に転じたというのは新しい動きなので、今後の展開に注視を要する。果して米国だけの現象にとどまるのか、それともソニー、三洋というアキレス腱を抱える日本にも波及するのか。EquityからFixed Incomeへの資金の逆流につながって行くのか。展開次第では中期ポートの多少の調整が必要になる可能性も出てくる。ここしばらくは信用スプレッドから目が離せなくなって来た。

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