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2005年7月12日 (火)

イールド・カーブのフラット化に備えよう

米ドルのイールド・カーブはフラットに近い形状になっているが、別に「謎」(グリーンスパン)というわけではなく、

★企業部門の貯畜拡大(モーガン・スタンレー調査)
★製造業の業績低下(ISM製造業景気指数が50に接近)
★経常収支赤字のリサイクル

等によって国債需要が旺盛だからである。

日本でも企業部門の貯畜が拡大しており、また一見好調な企業業績も外需頼み(日経調査によると上場企業の営業利益の海外拠点依存度が20%に迫った)である。経常収支以外は米国と似た環境にあるから、インフレ懸念が出て来るとイールド・カーブが期近から立ちあがり、全体としてはフラット化する。といっても我々個人投資家はスワップにアクセスできないので、中期ゾーンを今から売っておくことぐらいしかできない。ただイールド・カーブが水平化すれば個人向け国債の魅力が極端に薄れるので、個人のマネー.フローがかなり変化する可能性がある。国も個人もそろそろ個人向け国債に代わる受け皿を探しておく必要がありそうだ。

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