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2005年5月19日 (木)

ちょっと、どこ見てんのよ!

見習いファンド・マネージャー(あなたのことかもしれませんよ)が青木さやかに似た上司にこう突っ込まれたら、「ハイ、今は日米長期金利差を見ています」と答えれば誉めてもらえる。

わが国の国債と米国T/Nの金利差(10年もの)が3%を大きく割り込んでいる。米国の長期金利は4%割れ直前、ブンズの利回りも史上最低圏にある。ところが日銀は好調なGDPを見て「量的緩和フェードアウト」のシグナルを送り始めた。内外金利差はさらに縮む。3年程度のスパンで見たポートフォリオの中規模な組換えを考えるタイミングが近付いている。

ポイントは二つある。一つはドルやユーロのFixed Incomeに逃げていた本邦機関投資家の資金の逆流。円の受け皿さえあれば外債はプライス・為替ともに利食い売りの好機である。いま一つはその受け皿だ。円の低金利を前提としたプロダクトは売られ、円のポートの中でも組換えが起る。典型的な例がJ-Reitだ。借入比率の高い銘柄は売られ、低い銘柄は量的緩和のフェードアウト⇒インフレ期待に素直に乗って買われる。二極分化が起る。こうした銘柄入れ替えのプロポーザルを見せられたら、動意を示す個人投資家は多いのではないだろうか。

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コメント

大変興味深くみせていただいております
これからもご指導ご鞭撻くださいますよう
おねがいいたします。。。

投稿: 内田佳奈子 | 2005年5月19日 (木) 23時16分

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