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2005年5月20日 (金)

果報は寝て待て

 座右の銘を聞かれてこう答えると呆れた顔をされるが、これこそポートフォリオ・マネジメントの極意だと思っている。

 為替にしろ株にしろ、ただでさえ本来の仕事で忙しい中、さらに神経をすり減らしてまじめに相場をフォローしたあげく悔しい思いをするのはごめんだ。それよりも2ー3年以上のスパンでポートフォリオを作り、マクロ・トレンドが変わると感じた時だけメインテナンスすることにしておけば、何もしないで寝ているだけで、あるいは専ら本業に精を出しているうちに、ひとりでに資産がどんどん増えてくれる。

 そうなるとマクロ・トレンドの変化を感じ取ることが大切になるが、1日5分もあれば十分チェックできる。体調に変化を感じてかかりつけのホーム・ドクターに診てもらうとまず体温、血圧、脈拍をチェックしてくれるように、マーケット・チェックも定番の基本的な計数をいくつかウォッチしておけば重要なトレンドの変化を予知しやすくなる。為替では円/ドルとドル/ユーロ、金利は日・米・独のベンチマーク、株は東証とNY、あとは原油先物。今デイリーにウォッチするのはこれだけで十分だ。これらの計数の相互関係(正・負の相関)に大きな変化があれば、マクロ・トレンドに変化が起こる予兆かもしれず、世界中の機関投資家のポートが動き出す可能性がある。その時は1日5分では済まないので、ホームドクターに専門医を紹介してもらって精密検査を受けるのと同じように少し時間をかけて市場の材料をいろいろ分析することになるが、そこで一度ポートを組替えておけばまた「果報を寝て待つ」という生活に戻ることができる。

 ネットを使わず、わざわざ証券会社に高い手数料を払ってディ-ルをするのは、いざという時に専門医を紹介してくれるホーム・ドクターの機能を証券会社の担当者に期待しているからだ。この機能をしっかり果してくれるなら手数料は高くない、と思う。

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